本屋のリンク1000HIT!を記念して、「本屋のリンク ヒストリー特別編」をお届けします。
このサイトが正式運用を開始したのは、10月23日です。
しかし、「本屋のリンク」がここまでたどり着くまでには、3年2ヶ月という長ーい歴史があるのです・・・
「本屋のリンク」の歴史は、まさにオンライン書店の歴史そのものなのであーる(って大袈裟)。
1997年9
「洋書が高い!」。
「本屋のリンク」の歴史は、そんなもやもやした気持ちから始まったのです。
都内の大型書店で洋書を買うと定価$20の本が3500円をこえてしまうのだ。
大学の研究に使う本を買うたびに、こんなにお金を使っていたら破産してしまう!
かといって大学の図書館に新刊洋書が入庫されるのは、たいてい発売から数ヶ月経った後だ・・・
なんとか「早く」「安く」吉野家なみに洋書を購入する手はないものか・・・
1997年10月
このころ気の早い人は、アマゾン・ドット・コムを利用して洋書を個人輸入していました。
でも送料がかかるうえに、利用するにはクレジットカードが必要。クレジットカードがない私には、利用する権利がないのだ…
そんな頃、代金引換で洋書を購入した人がいるという噂を聞く。
1997年11月
とある洋書を購入する必要が生じた。
で、その代金引換で洋書を購入できるオンライン書店をあたってみるとに。
ところが、その当時はオンライン書店なんて誰も使っていない。そもそも「オ・ン・ラ・イ・ン・ショ・テ・ン」なんていう言葉すら知らない。
それゆえ、オンライン書店の情報がない・・・
そこで私は暴挙に出た。
代引きで購入できる書店を探すために、ロボット型検索エンジン(gooとかinfoseekなどキーワードを入力して検索するもの)で手当たり次第に調べ始めたのだ。
とりあえず、「洋書」と入力する→全然関係ないサイトもでてくる。それで、「書店」と「洋書」と入力して絞り込み検索を行なう。
するとでてきました、代引きで受取れる「オ・ン・ラ・イ・ン・ショ・テ・ン」とやらのサイトが。
「ネットダイレクト旭日屋書店」「Deodeo」「Skysoft」「極東書店」。聞いたことのない書店の名前がいくつか出てくる。
どうすればいいのだ?とりあえず、一軒ずつ支払方法・手数料・送料などを調べてみた。
そして苦節2時間にして、ようやく洋書を注文できたのです。利用したのは、送料の関係で「Deodeo」「Skysoft」。
1997年12月
とりあえず、次回からオンライン書店を簡単に使えるように、利用しやすいオンライン書店のURLアドレスをメモしておきました。
ただし、利用するたびにアドレスを入力するのは面倒なので、html形式で保存して当時利用していた大学のサーバに保管しておいたのです。
大学ではインターネットが使いたい放題だし、ここに保存しておけば使いたい時に何時でも使えるのでかなりグッド・アイデア。
そして送料・支払方法などの情報を簡単に書き足しておいたのです。そう、「本屋のリンク」の原形はここにできあがったのです。
1998年春
これまで個人的に利用していたサイトを、限られた人向けに公開をはじめました。
「Teruki ISHIZUKA's Homepage」という、タイトルだけからは何についてのページか判別のできない怪しいサイト。
そのなかに、 「ネット上での書籍(邦語・外国語)購入のための実践的ガイド」というコーナーを開設したのです。
1999年春
大学院に進学した私は、使い勝手の良かった大学のサーバが使えなくなってしまったので、現在のプロバイダに加入。
そこに、ページをそのまま移行したのです。
ただし、このころはまだ周囲の限られた人だけを対象に公開。
2000年10月
bk1、BOLの業務開始、アマゾンドットコムの日本進出。
2000年はオンライン書店にとってもっとも重要な年として記録されるでしょう。
そんななか、「ネット上での書籍(邦語・外国語)購入のための実践的ガイド」を大幅に改編。
来年三月に公正取引委員会が、再販制についての最終見解をまとめるとされており、問題提起の意味をこめて(!)新しくサイトを立ち上げることにしたのです。
そしてできあがったのが、「本屋のリンク」という一瞬、力が抜けそうな名前のサイトなのです。
それから1ヶ月、順調に運営しています。ようやく1000HITも記録して、これからもコンテンツを充実させていきます
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