芥川賞受賞!100万部突破
2004年ブレイクの綿矢りさデビュー作が映画化

2004年は本の世界では久しぶりにヒット作品が続出した年でした。『ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団』や『電車男』、『世界の中心で、愛をさけぶ』など数々のベストセラーが生まれました。

そんな「大当たりの年」の口火を切ったのが綿矢りさ芥川賞受賞。その後、2003年夏に発売された『蹴りたい背中』がミリオンセラーに。文芸界では久しぶりの大ヒットで、特に若い世代を巻き込んだのが特徴的でした。

綿矢りさといえば、高校生のときに発表した『インストール』が第38回文藝賞を受賞。といっても、芥川賞を受賞するまでは、ほぼ無名に近かったといっても良いでしょう。

芥川賞受賞後は、史上最年少での受賞ということで文学の内容そのものよりも、その他の面で話題をさらって言ったような気がします。芥川賞受賞からほぼ1年。12月には映画『インストール』も公開されます。ここで、彼女の文学性をゆっくり味わってみませんか?

『インストール』
綿矢りさ (著)¥1,050 (税込)河出書房新社

突然、学校生活から脱落することを決めた高校生・朝子。ゴミ捨て場で知り合ったクールな小学生かずよしに誘われて、チャット風俗で一儲けすることに。押入れのコンピューターから覗いた「オトナの世界」とは? 文芸賞受賞作。
『蹴りたい背中』
綿矢 りさ (著)¥1,050 (税込)河出書房新社

高校に入ったばかりの蜷川とハツはクラスの余り者同士。やがてハツは、あるアイドルに夢中の蜷川の存在が気になってゆく…いびつな友情? それとも臆病な恋!? 不器用さゆえに孤独な二人の関係を描く、待望の文藝賞受賞第一作。第130回芥川賞受賞。
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綿矢りさ(わたや りさ)
1984年、京都市に生まれる。現在、大学2年生。2001年『インストール』で、最年少17歳で第38回文藝賞を受賞する。『インストール』は、子供から大人まで多くの支持を集め、24万部のベストセラーとなる。文藝賞第一作『蹴りたい背中』が最年少19歳で芥川賞を受賞。

<関連リンク>
第38回文藝賞発表 - 受賞作「インストール」についての選考委員の選評。
作家の読書道:第8回 綿矢りさ - WEB本の雑誌のインタビュー記事。
綿矢りささん 不思議世界への扉開こう - YOMIURI BOOKSTANDのインタビュー記事。
エキサイトBooks - 綿矢りさ「蹴りたい背中」徹底解剖! - 綿矢りさ著「蹴りたい背中」の基礎データ、芥川賞選評、作家等の評論等を紹介。
綿矢りさリンク集 - インタビュー、新聞記事、作品レビュー等のリンク集。
M-stage book 綿矢りさ「蹴りたい背中」 - 芥川賞受賞作品の紹介、有料ダウンロード。ドコモによる。
17歳・最年少文藝賞受賞者、綿矢りささんインタビュー - bk1による文藝賞授賞パーティーのレポート、インタビュー。

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