2006年12月26日 (おススメの本)
佐々木俊尚『ネットvs.リアルの衝突』が発売!

このところ、ちょっと固めの本ばかりの紹介ですが…
本屋で目にして気になった一冊を行き帰りの電車で読み終えました。

ITジャーナリストとして活躍する佐々木俊尚さんの新刊で『ネットvs.リアルの衝突』です。

2005年~2006年にかけてファイル交換ソフトWinnyが話題になりましたが、この本ではそのWinnyの開発の経緯や、Winny開発にまつわる背景が書かれています。悪の権化とされたWinnyですが、この本の中ではWinnyが本来持っていた可能性についても触れられています。

また、新しいテクノロジーを国家がどうやって排除し、また(逆に)利用しているか?その様子をWinny事件を手がかりに記述しています。

テクノロジーが持っている可能性や危険性について書かれていて、私たちが日ごろ接する新しいウェブサービスとのかかわり方を考えさせられます。ウェブの世界をちょっとまじめに考えてみたい人向けの一冊です。


ネットvs.リアルの衝突―誰がウェブ2.0を制するかネットvs.リアルの衝突―誰がウェブ2.0を制するか
佐々木 俊尚

文藝春秋 2006-12
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