槇原敬之 アルバム「Cicada」
槇原敬之のアルバムの中では個人的に一番好きな作品。
ずっと買いそびれていたのですが、先日、渋谷のHMVでようやく購入しました。
Cicadaとは日本語で「せみ」という意味。このアルバムは「pool」「青春」「Cicada」など、夏をモチーフにした曲が多いのが特徴です。でもここで表現されているのは開放的な夏のイメージではなく、どこか寂しげで「夏の憂い」とでも表現できそうな何か…
全体的に静かな曲調のものが多いけれど、その基調には力強さを感じます。もがき苦しむ中で、必死に明日に向かっていこうとする力… 一曲ごとのインパクトよりも、このアルバムに収められている12曲全体の“構成力”を楽しみたいですね。
おススメは「Hungry Spider」「青春」「この傘をたためば」「Cicada」。「世界に一つだけの花」の大ヒットで、その実力を再び世に知らしめた槇原敬之。そこに行き着くまでの彼を知る上で欠かせないアルバムの一つです。
槇原敬之
ソニーミュージックエンタテインメント (1999/07/10)
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