須藤 実和
ダイヤモンド社 (2005/06/10)
売り上げランキング: 730
自分の会社のプロジェクトがなかなかうまくいかなかった時に読んでみました。
テレビなんかではIT企業の“成功物語”が語られているけれど、実際は成功するのは至難の業なんですよね。
とにかく、仕事の中身を見直すところから始めようと思って、いろいろ試行錯誤していた時期があったんです。先が見えないなあと思いながら仕事をしていたのですが、そんなときふとしたきっかけで手に取ったのがこの本でした。
結局、当たり前のことができていなかったんですよね(あいたたた・・・)
例えば、競合企業の儲けの仕組みをちゃんと理解できていなかったり、商品構成がとても非効率だったり、自社の強みを生かせていなかったり・・・ 自分が何者かを理解するというところが実はとても大切なんですね。
ちなみに、この本では、マーケティング用語の解説(例えば回帰分析、コンジョイン分析など)もやさしく書かれています。バリバリのマーケティングの教科書ではなくて、身近な実例を出しながら説明してくれています。帰りの電車でも読めるのがプラスポイントです。
マーケティングの専門家には物足りないかもしれないですが、「マーケティング」という言葉に初めて接する人たちの取り掛かりの一冊としてはちょうどいいのではないかなと思いました。
それで、いまは会社の方もなんとか軌道に乗ってきましたが、今の自分を客観的に見直す機会を与えてくれた本でした。
帯情報
とにかく分かりやすい。
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